23歳のころに人に頼まれて町の消費者金融で20万円借りたのがきっかけで始まった借金生活。はじめはそんなつもりはなかったものの借金ぐせとは恐ろしいものです。飲みに行っては生活費が足りなくなり消費者金融のATMに駆け込みお金を借り、パチンコで負けた時も同じでした。

そんなことを20年以上も繰り返し、気づいたらりっぱな多重債務者の仲間入りです。借金は膨らみ消費者金融5社から400万円以上の借金をしていました。こうなったら絶対抜け出せません。お金を返すために働き、お金を返すために借金を重ねる毎日です。

それでも仕事があるうちはなんとかなったのですが、決定的だったのは、勤めたいた会社が倒産して無職になったことでした。今度の支払日が目前に迫り、私は完全に追い込まれました。
死ぬか逃げるか…、妻や子どもはどうする…。

そんな私を救ってくれたのが、町の弁護士相談センターで教えてもらった債務整理、特定調停という方法です。自己破産のように受理されたら一切借金がチャラになるというわけではありませんが、町の簡易裁判所に駆け込めば丁寧に相談に乗ってくれるし、費用もほとんどかかりません。

まずは特定調停申立書や債権者一覧表、それに今後毎月どれぐらいの金額だったら返済できるという返済計画書を提出します。(地方の裁判所によって若干ちがうそうです)
その書類を裁判所の相談員が納得すれば、特定調停の手続きが開始され同時にすべての請求はストップします。

私の場合、裁判所に駆け込んで半月ぐらいで特定調停開始の手紙をいただきました。とにかくホッとしたというか、助かったというか、その夜は久しぶりに熟睡できたことを今でも覚えています。

調停での債権者との返済金の交渉はすべて裁判所の仲介人を通して行われ、自分が直接債権者と話しをすることはほとんどありません。というか、大手の金融会社は調停日に担当者が出席することはまずありません。すべて仲介人が電話で話しをし、あっという間に交渉は成立します。

こうして私の400万円の借金はこれまでの過払い金を差し引いて320万円に減額され、毎月5社あわせて3万円の返済を続けるということで合意。特定調停は受理されました。

もちろん、毎月返済して行くことには変わりありませんが、先が見えるだけに仕事のやる気がぜんぜん違います。もう借金はこりごり!とは言ってももう2度と借金はできませんけどね。